ITO’s FOCUS

その境界線、ブロック?石?何で仕切りますか?
~簡単に使えるエッジ材の魅力をご紹介~

もくじ

公園、歩道、ガーデン、マンションの外構….様々な所で、様々な種類の見切り材が使用されています。
皆様が普段、見逃してしまいそうな物ですが、知っていくと面白い見切り材!
本コラムでは、「見切り材の役割」から、「エッジ材の魅力」までご紹介していきます。

見切り材の役割

見切り材は、主に施工時の舗装止めや、端部止めとして使われます。
アプローチの施工時には舗装を止める役割を果たし、土やレンガ、ブロック、平板を使用する箇所では、端部を止める役割を果たします。
経年変化によって生じるズレ等についても対策出来るという点で、このような固定材があることが重要となります。
また、異なる素材の境目に見切り材を使用すると、しっかり仕切られて材料の混在を防ぎ、見た目を綺麗に仕上げることが出来ます。
施工時に見切り材を使うと、構造物が固定され簡単に施工できますよ!


見切り材の種類

ブロック・石

境界ブロックは、民地と公道の境目や公園内や植樹桝など、いたるところに幅広く使用されています。
地先境界ブロックなどは、JISで決められたいくつかの規格があり、幅や根入れ深さを考慮してサイズを選定することが出来ます。
レンガやインターロッキング・ゴロタ石は、庭で使用されているのをよく目にします。
色やサイズもたくさんあり、ホームセンターなどでも購入することが可能です。





エッジ材

境界ブロックや境界石の代わりになります。
皆様の目に留まることは少ないかもしれませんが、今回は素材の異なる3種類を紹介いたします。




樹脂製

土、芝生、人工芝、砂利、平板、インターロッキングブロックなどの見切りに使用されます。
軽くて簡単に取り扱いやすく、安価なことが特徴です。

アルミ製

耐熱性に優れるため、施工時にエッジ材に熱の負荷がかかるアスファルト舗装との見切りに適しています。
その他にも、ブロック、レンガ舗装などの見切りに使用されます。
ステンレスに比べて軽量で柔らかいため、曲線の見切りに適しています。

ステンレス製

こちらも耐熱性に優れるため、アスファルト舗装との見切りに適していますが、ブロック、レンガ舗装などの見切りにも使用されます。
アルミに比べて錆びにくく、荷重に強いという特性があります。


仕上がりの違い

ブロックを使用した場合

直線部を得意としますが、ゆるいカーブであれば施工できます。
表面に露出するので、存在感があります。


エッジ材を使用した場合

曲線部もカクカクすることなく綺麗に収まっています。エッジ材自体はほとんど見えません。


それでは、エッジ材の魅力を更にご紹介していこうと思います。

エッジ材の魅力

施工性の向上

ブロックよりも軽量で扱いやすいため、施工が簡単です。2m/1本以上のものが多いです。
境界ブロックで曲線を描く場合は、曲線用ブロックの種類が少ないので、施工できるデザインが制限されます。
ブロック自体をカットすることも可能ですが、手間がかかります。
それに比べてエッジ材は、曲線部の対応が容易です。

景観性に優れる

地先境界ブロックは、路面への見え幅が大きいですが、エッジ材は境界部分がほとんど露出しません。
そのため、かなりスッキリとした見た目となり、スタイリッシュな印象を与えます。
景観を邪魔することなく、風景に馴染んでしまいます。


このように、見切り材は、ブロックや石、エッジ材…. 多数の形状や素材がありますので、用途に応じて使用分けすることをお勧めします。
皆様もDIYの幅を広げ、お庭の印象を変えてみてはいかがでしょうか?

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