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2019年9月9日、台風15号が千葉県千葉市付近に上陸し、記録的な強風により大きな被害をもたらしました。
強風による電柱の倒壊、送配電線のトラブルなどで、千葉県を中心に大規模な停電が発生しました。
また、停電による断水や、エアコンが使えないことにより熱中症患者が増加するなど、二次被害にも発展しました。
電柱をなくして電線類を地中に埋設する「無電柱化」は、台風などの災害時に電柱の倒壊を防ぐほか、電柱倒壊による道路の寸断を防止します。 <関連コラム:無電柱化について>
度重なる災害に備えて、国や各自治体でも無電柱化が進められています。 <関連コラム:新たな無電柱化推進計画>
※2018年台風21号による電柱の倒壊(近畿地方)
千葉県睦沢町のむつざわスマートウェルネスタウンでは、防災拠点としての防災性向上のため、小型ボックスを使った無電柱化(電線類の地中化)を行っています。
また、日本では珍しい天然ガスの採取が可能な地域である特性を活かし、天然ガスを使用した発電を行い、電力の地産地消を目指したまちづくりをしています。
9月9日の台風15号では、一時的には停電したものの、電線類は地中化によって被害を免れました。
そして、ガスエンジンを利用した自家発電を行い、周辺の町営住宅と隣接する道の駅への送電が行われました。
また、ガスエンジン発電機の排熱等により水道水を加温して、周辺住民の方々へ温水シャワーが無料で提供され、防災拠点としての役割の一部を果たしました。
【参考サイト】
株式会社CHIBAむつざわエナジー (2019年9月13日掲載)
「9/12 台風15号の影響で町内全域が停電する中、防災拠点であるむつざわスマートウェルネスタウンへ電力と温水を供給しました」
https://mutsuzawa.de-power.co.jp/wordpress/871
環境ビジネスオンライン (2019年9月18日掲載)
「睦沢町の新電力、台風の影響で町内全域停電中に防災拠点へ電力供給」
https://www.kankyo-business.jp/news/023115.php
なお、当地での無電柱化事業には、S.D.BOXが採用されております。
→施工事例:電力線と通信線を同時収容した施工例 千葉県睦沢町
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