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エコマンホール粒度調整された超硬練コンクリートを振動と圧縮により強固に締め固め、
成形直後に脱型する方法で製造されるコンクリート製品です。
この振動(Vibration)と圧縮(Compression)および超硬練コンクリート(Concrete)の3文字を合成し、VICONと名づけられました。
昭和36年 | 創業者 初代社長 伊藤剛次がヨーロッパのコンクリート製品事情を視察し、バイコン製法と出会う |
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昭和40年 | コンクリート製品メーカー50社により「バイコングループ」が結成。 |
昭和42年 | バイコンパイプ成型機を導入。 |
昭和51年 | 「バイコングループ」が発展し、「全国バイコン協会」が発足。 伊藤剛次が会長に就任。 主として旧桜井建材産業株式会社が技術面を、株式会社イトーヨーギョーが営業面を担当し、普及に努める。 |
バイコン製品は丈夫で長持ちです。
必要最小限の水で緻密に締め固めるバイコン製品は、他製法(流し込み、遠心力、他)による製品に比べて、中性化、凍結融解、薬品、すりへり等に対して優れた抵抗性・耐久性を示します。
コンクリートの中性化とは、コンクリートのアルカリ性が低下していく現象のことで、鉄筋の腐食が起こります。
鉄筋コンクリートの寿命が数十年といわれているのは中性化に原因があります。
コンクリートの中の水分が凍結するとその氷圧のために微細なひびわれが起こります。
凍結と融解が繰り返されるとその損傷は激しくなっていきます。
この現象を、コンクリートの凍結融解と言い、寒冷地でのコンクリート製品では深刻な問題となっています。
下水道施設などの環境下では、薬品に対する耐久性がコンクリート製品に要求されます。
コンクリート製造に使用する材料を生産する際、最もCO2を排出するのはセメントです。
バイコン製品は、他製法(流込み、遠心力他)による製品に比べて、使用するセメント量が少ないので、CO2の排出量が少なくなります。
パイプ製品などでは、遠心力製法による同クラスの製品に比べて、セメントに係るCO2を30%削減できる場合があります。
即時脱型のため、蒸気養生を行わないので、実際にはこれ以上のCO2 削減効果があります。
コンクリートは、セメントの使用量が同じであれば余分な水がないほうが緻密で高強度になります。
バイコン製法では振動と圧縮による締固めをおこない即時脱型するため、使用する水量をセメントの水和や品質確保のための最小限としており、結果的に製品強度が高まります。
※水セメント比とは、セメントに対する水の量のこと。
一般にセメント使用量が同量であれば、この値が小さいほど高強度となります。
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