製品紹介 バイコンマンホール

コンクリート製組立マンホール

バイコンマンホール

バイコンマンホール写真

バイコンマンホールは、40年以上の経験と実績に裏打ちされた組立マンホールのパイオニアです。
日本下水道協会Ⅱ類認定

  • 高い施工性
  • 優れた経済性
  • 証明された耐震性

構造

バイコン製法による高強度なマンホール部材を柔軟なバイコンシールにより組立てるシステム。
使用頻度の高い内径600㎜~1200㎜(2号)までのサイズがラインナップされています。

バイコンマンホールの種類と用途
バイコンマンホールの組立図
バイコンマンホール

特徴とメリット

  • 肉厚で高強度なマンホール躯体と、柔軟なバイコンシールを使用した継手構造により、外力に対する抵抗性(※1)、漏水・浸水に対する止水性(※2)に優れています。
  • 日本下水道協会認定品(Ⅱ類規格品)です。
  • 無筋構造であるため、中性化・塩化物による鉄筋腐食や、穿孔による鉄筋切断などにより強度低下を起こしません。

※1 軸方向耐圧強さ150kN以上、側方曲げ強さ41.2kN(1号)以上。
※2 水密性能0.10MPa以上

日本下水道協会認定品(Ⅱ類規格品)

容易な施工性

  • 管取付壁が底付構造なので、据付けが容易。止水性に優れています。
  • 豊富な品種、サイズにより高い設計自由度があります。
  • 幅広いラインナップの可とう性継手「ブーツ」が標準装備され、管の取付けが容易です。
容易な施工性

優れた経済性

  • 優れた品質、施工性により大幅な工期短縮が図れます。
  • バイコン特有の高い耐久性により、長い耐用年数が得られます。

コンクリートの圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は、出荷時において40.0kN/mm2を確保しています。

軸方向耐圧強さ、接合部の水密性、側方曲げ強さ

バイコンマンホールは、下記の基準を満足しています。

バイコンマンホールの規格値
側方曲げ試験

側方曲げ試験(1号マンホール
試験値 61.9 kN/m)
水密性試験

水密性試験(1号マンホール 0.1MPa・3分)

ステップの強度

ステップの強度は、ステップ荷重試験(ASTM C-497)によって確認されており、下記の基準を満たしています。

ステップの強度試験表
水平方向荷重試験

水平方向荷重試験(異常なし)
垂直方向荷重試験

垂直方向荷重試験(歪み5.4㎜)

バイコンマンホールの耐震性能

バイコンマンホールの耐震性能は、(社)日本下水道協会発刊「下水道施設の耐震対策指針と解説」、「下水道施設計算例」に基づいた計算方法で確認されています。

バイコンマンホールの耐震判定図表

マンホールの耐震計算における照査項目は、①部材鉛直断面照査、②部材水平断面照査、③継手の開口量、の3項目です。
バイコンマンホールにおいては、高強度の躯体を柔軟なバイコンシールで接合する構造であるため、耐震判定の支配的項目は、継手の開口量となります。
下図は、計算により確認された、マンホール埋設深さおよびN値と、継手の開口量の関係を示しています。

バイコンマンホールの耐震判定図表

製品ラインナップ

多彩なラインナップによりマンホールシステムを構築。幅広いニーズに応えます。 

バイコンマンホールラインナップ

種類 サイズ 用途
1号マンホール 内径900mm
外径1100mm
・管の起点m
・内径600mm以下の管の中間点m
・内径450mm以下の管の会合点
2号マンホール 内径1200mm
外径1440mm
・管の起点
・内径900mm以下の管の中間点
・内径600mm以下の管の会合点
オーバルマンホール 内径600×900mm
外径750×1050mm
・土被りが特に少ない場合
・他の埋設物の関係等で1号が設置不可の場合
600マンホール 内径600mm
外径750mm
・1号やオーバルの設置が困難な場合に中間点として使用

その他のラインナップ

抗菌マンホール 抗菌剤を配合したマンホールです。硫酸還元細菌の発生を抑制し、マンホールの腐食を抑制します。
エコマンホール 下水汚泥焼却灰を配合したマンホールです。資源リサイクルにより、地球環境保全に寄与します。
ふた浮上防止マンホール 補強部材と高強度コンクリートの組み合わせにより、ふた固定用インサートの引抜強度を向上。「圧力解放耐揚圧ふた」との併用により、マンホールふたの浮上を防止します。

試験結果と公的証明書

バイコンマンホールは、日本下水道協会認定品(Ⅱ類規格品)として、下水道用コンクリート製組立マンホールに要求される強度、水密性、耐震性など全ての要件を満たしていますので、安心してお使いいただけます。

1. コンクリートの圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は、出荷時において40.0kN/㎜2を確保しています。

2. 軸方向耐圧強さ、接合部の水密性、側方曲げ強さ

バイコンマンホールは、下記の基準を満足しています。

バイコンマンホール規格値
試験状況

3. ステップの強度

ステップの強度は、ステップ荷重試験(ASTM C-497)によって確認されており、下記の基準を満足しています。

ステップ荷重試験
試験状況

4. バイコンマンホールの耐震性能

バイコンマンホールの耐震性能は、(社)日本下水道協会発刊「下水道施設の耐震対策指針と解説」、「下水道施設計算例」に基づいた計算方法で確認されています。

バイコンマンホールの耐震判定図表

マンホールの耐震計算における照査項目は、(1)部材鉛直断面照査、(2)部材水平断面照査、(3)継手の開口量、の3項目です。
バイコンマンホールにおいては、高強度の躯体を柔軟なバイコンシールで接合する構造であるため、耐震判定の支配的項目は、継手の開口量となります。
下図は、計算により確認された、マンホール埋設深さおよびN値と、継手の開口量の関係を示しています。

1号マンホール

レベル1地震動

レベル1地震動
レベル2地震動

レベル2地震動

2号マンホール

レベル1地震動

レベル1地震動
レベル2地震動

レベル2地震動

関連製品・技術

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